トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

日本工業経済新聞社(群馬)
2022/08/30

【群馬】太田市は9月補正予算案を明らかに

太田市(清水聖義市長)は30日、9月補正予算案を明らかにした。新田学校給食センターの廃止を予定するため、生品小、木崎小、綿打小の3校で給食室建設を計画。各校3億560万円を限度額とした2023年度までの債務負担行為を設定した。(仮称)太田西複合拠点公共施設建設事業では、2カ年で想定した工事を3カ年に変更し、継続費の補正を行った。このほか、大島市営住宅改修では当初予算に加え、工事費2億円を追加計上した。
新田学校給食センター(新田金井町607)は老朽化が著しく、機能を停止することを検討。現在、小学校3校、中学校3校の6校が受配校となっており、親子方式を前提に計画を進めている。給食室の建設は小学校のみとなり、生品小学校(新田村田町1365)、木崎小学校(新田木崎町1121)、綿打小学校(新田上田中町795−3)で計画。設計業務を9月議会後に委託し、工事は2023年度に行うスケジュールとなる。設計業務は各校520万円を計上し、それぞれ繰越明許費に設定している。
(仮称)太田西複合拠点公共施設建設工事は22年度の着手を予定し、2カ年での工事を想定していたが、新型コロナウイルス感染症の影響で設計業務のなどに遅れが生じ、3カ年で工事を行うこととなった。継続費の内訳を◇22年度=4億3110万円◇23年度=10億210万円◇24年度=8億2880万円とした。総額22億6200万円。工事は一括しての発注を予定している。複合施設は新田庁舎や新田図書館の老朽化に伴い建設を計画。新田金井町にある新田庁舎周辺エリアで計画している。施設は敷地面積8130uに、S造2階建て、延べ床面積3675uを見込む。建物は箱状とし、剛性の高い安定した躯体を平面的に連結した構造とする。軽量な鉄骨造を採用することで、経済的な構造となった。床材にはスパンクリートを使用。水害対策として下部に適切なブレース構面を設ける。構造上必要な重要度係数1・25に対して余裕を持たせた耐震性能を確保している。
大島市営住宅(大島町312−1)は大規模改修工事を計画、7月21日に実施した建築工事の入札が不調だったため、再度、公告へ向けて準備を進めていた。継続費総額7億9605万1000円に2億円追加し、総額9億9605万1000円とした。年割額は◇22年度=3億9345万1000円◇23年度=6億260万円としている。工事はA〜F棟のうち、A棟およびB棟が22年度工事の対象で、2カ年かけて実施する。
また、学習文化センターホールの空調改修事業で工事費など1億4784万円、養護老人ホーム改修事業に2048万2000円をそれぞれ繰越明許費に設定した。
このほかの主な建設関連予算は次の通り。
◇道路維持補修工事費5000万円◇幹線道路整備工事費2000万円◇道路新設改良事業工事費2500万円◇東矢島土地区画整理工事費1600万円◇小学校施設工事費978万4000円◇太田駅周辺土地区画整理工事費900万円◇公園管理工事費600万円◇観光施設管理工事費414万円◇勤労会館管理運営工事費142万8000円−。