新潟県土木部は29日までに、3日から4日にかけて県北地方に甚大な被害をもたらした大雨の被害状況をまとめた(15日時点)。
これによると、合計607カ所で金額が191億1608万円に上る。
内訳は、県が394カ所(河川253、道路126、橋梁1、砂防11、急傾斜地3)で金額138億2128万円(同91億628万円、同35億6500万円、同2億円、砂防8億円、同1億5000万円)。一方、市町村が213カ所(同46、同134、同5、公園1、広場等1、堆積土砂排除2、下水道24)となり、金額は52億6480万円(同12億6000万円、同18億6480万円、同4億6000万円、同1000万円、同6100万円、同6500万円、同15億4400万円)となった。
土砂災害発生状況は土石流6カ所(村上市花立、小岩内、荒島、関川村湯沢、南中、滝原)、地すべり1カ所(村上市大毎)、がけ崩れが8カ所(村上市花立、貝附、関川村南赤谷、湯沢、朴坂、中束、上土沢、内須川)の合計15カ所。県管理道路の規制等状況(19日現在)は全面通行止め28路線35カ所(うち25路線32カ所は解除)。また河川管理施設の応急工事実施状況(19日現在)は、村上および新発田管内の25カ所でうち12カ所は完了している。
3日から7日に行った県管理道路と河川の緊急点検は94班で対応。このうち、69班は新潟県建設業協会との災害協定に基づく協力を受けたもの。