北陸地方整備局は29日、「国道41号黒崎電線共同溝PFI事業」について特定事業に選定したと公表した。VFMは約18・6%とした。
同事業は、富山市黒崎地区(富山市蜷川〜黒崎地先 整備延長約2・2キロ、道路延長約1・1キロ)の無電柱化に係る電線共同溝の設計、工事、維持管理を行うもの。事業方式はBTO。期間は2046年3月31日まで。
PFI事業としての客観的評価では、同局が直接実施するのに比べ、現在価値換算後で約18・6%のVFMが見込まれ、複数の業務・工事と各段階での調整業務を一括発注することで、効率的・効果的な事業計画調整、工期短縮などが期待できることなどから特定事業が適当とした。今後は9月に入札公告と入札説明書などを公表・交付し、質問受付・回答などを経て、23年1月に選定事業者を公表する。