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建通新聞社(中部)
2022/08/30

【三重】四日市市 3期に分割へ 四日市病院の大規模改修工  

 四日市市は、四日市病院大規模改修工事を2022〜23年度の1期、23〜24年度の2期、24〜26年度の3期に分割して発注する。22〜26年度の5年工期で公告したが入札不調となったことを受け、事業の進め方を見直した。1期工事については22年度内の発注・工事着手を目指して、入札手続きなどの準備を進める。
 事業の見直しにより、工事、工事監理、備品などの移設支援、仮設プレハブリースを合わせた事業総額は、これまでの33億3980万円から39億6240万円に増額となる見通し。8月補正予算案に施設整備費の減額や債務負担行為の変更を計上した。
 1978年に移転新築した病院施設の老朽化対策を行うため、内装や電気設備、機械設備などの改修を計画している。工事の主な対象となる本館(診療棟・AB病棟)の規模は、鉄筋コンクリート一部鉄骨造8階建て延べ3万2417平方b。
 改修工事は「インフラ改修」「部門改修」「入退院支援部門の設置」「セキュリティー対策の強化など」を柱としており、インフラ改修では、空調機19系統、1階天井内設備配管、高圧受変電設備10面、低圧配電盤19面、汚水槽躯体、汚水ポンプなどを更新・改修する。
 部門改修では1〜3階の薬局、中央検査室、中央放射線室、地域連携・医療相談センター(サルビア)、医局・図書室などを改修する。入退院支援部門設置は、外来玄関北側に鉄骨造平屋約230平方bの施設を増築し、入院手続きから退院後の生活までを見据えた支援を提供する。
 セキュリティー対策強化では、病棟各階のエレベーターホールに自動扉を設置し、管理・防犯体制を強化するとともに、院内サインを改修する。所在地は芝田2ノ2ノ37。
 基本計画・基本設計・実施設計は山田綜合設計(大阪市中央区)が担当。

提供:建通新聞社