北陸地方整備局が、WTO(政府調達協定対象)の一般競争で第4四半期に発注を予定している関川村「鷹ノ巣道路1号トンネル工事」と村上市「朝日温海道路11号トンネルその2工事」は、近く一般競争入札で公告されるもようだ。ともに段階的選抜方式の適用対象とされ、第4四半期の入・開札を目指す。
概要は鷹ノ巣道路1号トンネル工事がトンネル本体工L=779メートル。2015年度に発注された1号トンネル修正設計はパシフィックコンサルタンツが担当。朝日温海道路11号トンネルその2工事がトンネル本体工L=810メートル。17年度に発注された詳細設計業務はパシフィックコンサルタンツが担当。
ともに工期は約35カ月を見込み、工事発注規模は30億円以上50億円未満となっている。
関川村大字下川口―大字片貝で事業中の国道113号鷹ノ巣道路は、高規格道路「新潟山形南部連絡道路」の一部区間を形成し、災害に強い幹線道路ネットワークの形成、急カーブ・急勾配区間および冬季交通障害等の回避、物流や観光、地域経済活動の活性化などを目的に延長5キロにおいて道路整備を行う。01年度に工事着手。今後は関川村大字下川口―大内渕間の早期完成2車線供用を目指して整備を進めていく。
日本海沿岸東北自動車道の朝日温海道路は、災害時の緊急輸送道路と速達性の確保、高速ネットワーク形成による第3次救急医療機関へのアクセス性の向上、日本海側における交流・連携強化を図ることを目的とした道路となり、県内においては村上市川端から山形県境間の延長約34・1キロで事業を実施することにしている。