県湖東土木事務所が国道8号御幸橋の渋滞緩和対策として進める「神郷彦根線補助道路整備事業」は、20〜21年度に下部工3ヵ所を発注した愛知川を渡河する新橋梁について、順調にいけば22年度PC橋の上部工を発注・着工し、現時点では23年度までの2ヵ年もしくは24年度までの3ヵ年で進めたい考えだ。取付道路約300bのうち着工可能となった一部についても22年度の発注を目指す。また、霞堤の場所で別途計画のメタル橋梁についても順調にいけば22年度内に下部工を発注し2ヵ年で施工、上部工を24年度に発注し2ヵ年で進めたい意向。
整備する愛知川の新橋梁は、PCコンクリート橋梁で橋長はL316・5b。下部工は3ヵ所に分離し20年度に初弾を発注し、21年度に最終の3ヵ所目を発注・着工。当初2ヵ年での施工を予定していたが、現場状況にメドが立ったため、22年度に上部工の発注を計画している。
別途発注のメタル橋は、愛知川の霞堤部分に橋長L約200bの橋梁の整備を計画。こちらも順調にいけば22年度内に下部工を発注し23年度まで整備、24〜25年度に上部工を発注・施工したい考え。
また今年度は、先ごろ発注した神郷彦根線補助道路整備設計業務の担当コンサルを第一設計監理(湖南市)に決め(8月9日開札)、23年1月末までにまとめる。業務内容は、県道神郷彦根線整備事業において実施済みの各種詳細設計等の成果物を元に、神郷地先における施工計画を立案する。施工ヤードや工事用進入路、占有物の移設等施工計画に影響する事項を整理・検討し、施工ステップや既設道路・水路の切回し計画など施工中の条件を整理し施工計画に反映。元となる設計業務の21年度発注分はオースギ(彦根市)が担当した。
提供:滋賀産業新聞