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建通新聞社四国
2022/08/22

【愛媛】伊予銀 新本社ビル建替基本計画を決定

 伊予銀行(松山市南堀端町1)は、本店本館・別館および南別館を解体し、新本社ビル2棟へ建て替える基本計画をまとめた。2023年1月に現南別館の解体に着手し、同年夏に新南館の着工と25年春の竣工を目指すととともに、25年夏に本館・別館の解体、26年夏の新本館着工と29年春の竣工を目指す考え。
 1952年竣工の現本館と68年竣工の現別館の老朽化が進んでいることから、大規模災害発生時の安全性や金融インフラとしての業務継続体制(BCP)の確保、分散していた執務スペースの集約と効率性向上、将来の持ち株会社体制への移行などに対応するため、現南別館も含めて建て替えることにした。新本社ビルについてのコンセプトを「地域に潤いと活力をつくりだすサステナブル・ビルディング」とし、大ホールやコワーキングスペースの整備をはじめ、免震構造や最新セキュリティーシステムの導入、木材の積極的利用や省エネ施設技術を採用する計画。
 新本館は、現在の本店本館・別館(松山市南堀端町1)を解体し、跡地(3766平方b)に建設する。規模は鉄骨造(免震構造)地下1階地上13階建て延べ約3万平方b。また新南館は、現在の南別館(松山市三番町5ノ10ノ1)を解体し、跡地(2073平方b)に建設。鉄骨造(制震構造)10階建て延べ約1万3000平方bの規模を見込んでいる。
 設計は2棟とも竹中工務店大阪一級建築士事務所(大阪市中央区)が担当している。
提供:建通新聞社