全国情報ネットワーク：各地域で信頼される専門紙33紙で構成

　横浜市建築局は、照明のＬＥＤ化に特化したＥＳＣＯ事業で「図書館等ＬＥＤ化ＥＳＣＯ事業」の事業者の公募を開始した。対象は中央図書館など11施設で、照明器具は合計８４３８台。９月６〜８日に参加表明書を、13日〜10月５日に提案書を受け付ける。評価委員会での審査・評価を経て、11月上旬に最優秀提案事業者と次点を選定する。２０３０年までに市有施設で高効率照明の普及１００％を目指す取り組みの一環。
　参加資格は建設工事や設計の技術能力があり、省エネルギー改修後のエネルギー削減量と削減金額の計測・検証などができる者。グループの場合は代表者を選定する。建設役割に市内中小企業を１者以上選定することや維持管理者は横浜市内か近傍に拠点のあることなどが条件。
　選定された事業者は施設の詳細診断を行い、23年４月に契約を締結。改修設計と工事を行い、24年４月から最長15年間サービスを提供する。　
　今回改修する11施設のうち中央図書館は、19年度に照明や空調の最適化でアズビルと芙蓉総合リースのグループをＥＳＣＯ事業者に選定し改修した。今回はその時の対象以外の照明をＬＥＤ化する。
　市は８月８日、消防72施設を一括ＬＥＤ化するＥＳＣＯ事業者を選定しており、今回の募集はこれに続く第２弾。今後も脱炭素化の実現に向けた取り組みを加速する。
　今回の対象11施設は次の通り（かっこ内は照明器具の台数）。
　▽中央図書館（２８１７）
　▽神奈川図書館（３８６）、うらしま荘（４０４）、シルバー人材センター神奈川事務所（38）、横浜市老人クラブ連合会事務所（27）
　▽中図書館（３０５）、本牧地区センター（３７１）
　▽南図書館（４８０）、弘明寺公園屋外プール（68）
　▽港南図書館（３０６）
　▽保土ケ谷図書館（４０８）、保土ケ谷公会堂（１８０）
　▽旭図書館（４６７）
　▽緑図書館（５６５）、横浜市十日市場地域ケアプラザ（32）、緑ほのぼの荘（３０３）
　▽栄図書館（４４４）
　▽泉図書館（５４９）
　▽瀬谷図書館（２８８）　提供：建通新聞社