飛騨市は8月12日、2023年度の政策方針や22年度の主要施策を振り返る第1回の総合政策審議会を開いた。23年度の当初予算テーマを「持続可能な飛騨市づくり」と定め、新たなテーマとして「まちづくり」「産業づくり」「市役所づくり」の大きく三つの分野で取り組んでいく施策案をまとめた。
建設に関連するものとして、「まちづくり」ではゼロカーボンシティを目指すための公共施設再生エネルギー利用を盛り込んだ。
「産業づくり」では、グリーン産業促進のためカスケード利用や環境に配慮した資材などの活用、今後の誘客の核となる観光施設の魅力を向上させるため鉱山資料館リニューアル、古川町市街地の観光関連施設の再配置などに着手する。
「市役所づくり」では、資材高騰などで施設建設などを延期し予算を解体整理などに充てる未活用財産の整理、行政・民間施設の統合・複合化や土地・施設の民間売却による活用の検討にも取り組む。
今後の大まかなスケジュールは、予算編成が始まる10月ごろに第2回、予算査定が始まる12月ごろに第3回の審議会を開き、23年3月までに政策方針を固めていく。
提供:建通新聞社