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建通新聞社
2022/08/22

【大阪】岸和田市 ゆめみケ丘消防施設新設を計画

 岸和田市は、(仮称)岸和田市消防本部ゆめみケ丘消防施設の建設に向けて、2023年度に造成工事、24年度に新築工事の希望型指名競争入札をそれぞれ公告する。23年7月上旬〜12月下旬に造成工事、24年4月上旬〜25年1月下旬に新築工事を進める見通しだ。工事全体の概算費用は7億5900万円(税抜き)。  
 建設地は国道170号にある岸の丘町南交差点の南側に位置する敷地7223平方b。現在、六つの区画で構成されている敷地を造成し、西側のため池の護岸工事や土地の高低差に対する擁壁工事も行う。
 新施設は、消防施設と防災備蓄倉庫・消防団員活動拠点施設、訓練関係施設、移動式訓練棟、防災訓練場などで構成。ポンプ車と救急車合わせて6台分のスペースを整備する。
 主な施設の規模は、消防施設が耐震構造の2階建て延べ約1000平方b。構造は設計で詰める。防災備蓄倉庫・消防団員活動拠点施設が鉄骨造平屋300平方b、訓練関係施設が鉄筋コンクリート造2階建て延べ130平方bを想定。設備面では、10`の自家給油設備、トイレ、10台程度の駐車場と駐輪場、最低72時間分の自家発電設備、食堂や厨房(ちゅうぼう)を設ける。
 市は造成設計を含む新築工事の基本・実施設計の委託先を決める公募型プロポーザルの手続きを進めており、9月30日に優先交渉権者を決める予定だ。委託の上限額は3850万円(税込み)。委託期間は24年3月29日まで。
 建設地となる稲葉町では、ゆめみケ丘岸和田のまちづくり事業により、岸和田中央線や岸の丘神於山線など、市内を東西に横断するアクセス道路が開通した。これを受け、現状より高い消防力を持ち、大規模災害時に活動拠点となる施設を建設する。