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日刊建設タイムズ社
2022/08/19

【千葉】新排水機場位置付け/坂川の赤圦樋門付近に/江戸川左岸圏域計画変更へ/県東葛飾土木

 県東葛飾土木事務所は、「利根川水系江戸川左岸圏域河川整備計画」を変更し、坂川水系において赤圦樋門付近への新たな排水機場の整備を位置付ける方針だ。計画変更に向けた「県単河川調査委託(坂川内水処理計画検討)」は日本インシークが担当しており、年度末までに業務を完了する。業務では、坂川水系を対象として複雑な河川網、内水特性、江戸川合流点のうち赤圦樋門周辺を除く3か所に設置されている排水機場の運用状況を踏まえ、新たな排水機場の能力や規模などを含め、適切な排水について検討する。
 河川整備計画は、水害によって生じる被害の大きさ、水質悪化、貴重なオープンスペースの不足などの観点から河川整備が望まれていることなどを踏まえ、2006年12月27日に策定された。
 対象は、圏域内における県管理の一級河川の全区間。計画期間はおおむね20年間で、流域の社会状況、自然状況、河道状況の変化や新たな知見・技術の進捗などの変化により、適宜見直しを行うこととなっている。
 全6水系のうち、坂川水系は▽六間川=延長3・4km▽横六間川=延長約0・3km▽坂川=延長15・4km(うち直轄区間4・6km)▽新坂川=延長6km▽坂川放水路=延長1・3km(全て直轄)▽富士川=延長1・6km▽樋古根川=延長0・8km▽派川坂川=延長0・1km――で構成されている。流域面積は51・4km2。
 江戸川合流点には、松戸排水機場、古ヶ崎排水機場、樋野口排水機場が設置されているが、赤圦樋門付近のみ排水機場が位置付けられていない。
 なお、赤圦樋門は、幅2・5m×高さ4m×1連と幅2・5m×高さ5m×2連で構成。流量は38m3/s。老朽化が進んでいるとともに、流量が不足していることから、改築により、流量を190m3/sに拡大する計画となっている。k_times_comをフォローしましょう
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