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　中能登町議会総務建設、教育民生両常任委員会は１２日開かれ、町側はレクトピアパーク（井田）の用地を活用し整備する診療所集積地「なかのとメディカルパーク」（仮称）の事業スケジュールなどを示した。基本計画・実施設計費は３１１９万円で、町議会８月随時会議に提出する補正予算案に計上するとした。
　基本計画に１４１９万円、実施設計には１６６１万円を配分する。基本計画は９月から約３カ月、実施設計は１２月から約半年かけてそれぞれまとめる。２０２３年度当初予算案に関連工事費を盛り込む方針で、来年６月ごろの工事入札を経て着工し、同１２月の完成を予定している。その後、開業医と土地の売買契約を締結し、２４年９月ごろの診療開始を見込む。
　計画では、レクトピアパーク（敷地１・８ヘクタール）の外周部分を「医療ゾーン」と位置付け、戸建て診療所を誘致する用地６〜７区画程度を造成する。芝生広場のある中央部分は緑豊かな自然空間を生かした「ナチュラルセラピーゾーン」とし、患者の心身の健康増進につなげる。園内には周回する町道も整備する。既存の大型遊具やステージは撤去し、トイレは移設する。
　町は庁内横断のプロジェクトチームを設置し、医療モールによる新規診療所開設支援や、公有施設の積極的な利活用などの施策推進へ向け、整備基本構想をまとめた。