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建通新聞社(神奈川)
2022/08/16

【神奈川】逗子市 東逗子駅前開発 施設内容ほぼ決定

 逗子市は、東逗子駅前用地に建設する公共施設の施設内容をおおむね固めた。2018年度時点に整備構想案で示された沼間小学校区コミュニティーセンターなどの他、逗子市福祉会館や東部地域包括委支援センターなどを配置する計画だ。22年度中に基本構想案を策定し、23年度に基本計画の中で施設規模を固めるとともに、再度、民間活用の導入可能性調査を実施する予定。24年度に基本設計でより具体化し、25年度に実施設計としてまとめる。26年度に着工し、27年度中の供用開始を目指す。
 駅前用地の所在地は沼間1ノ1485ノ5で、敷地面積は1821平方b。地形は主要道路に対して間口が狭い旗ざお地となっている。
 整備する計画の施設内容は、▽沼間小学校区コミュニティーセンター、図書館沼間分室▽子育て支援センター、ファミリー・サポート・センター▽東逗子駅前公衆便所▽逗子市福祉会館▽東部地域包括委支援センター▽防災備蓄倉庫▽広場―など。市全体のまちづくりを踏まえ、さらに必要な機能を盛り込む可能性もあるという。
 当初は、民間施設と公共施設の複合施設を民間活用手法により整備する予定だったが、18年に実施したサウンディング型市場調査での「PFI方式は適さない」といった意見を踏まえ、民間施設との複合化や民間活用手法の導入を見送ることとなった経緯がある。
 今後は、玉野総合コンサルタント(名古屋市東区)で23年度までに立地適正化計画を策定し、「都市構造再編集中支援事業」として国土交通省に補助を申請したい考え。 提供:建通新聞社