桑名市は、「消防庁舎等再編整備事業」の設計・施工一括事業者を決める公募型プロポーザルの結果について、優先交渉権者の淺沼組グループから辞退届が提出されたため、次点の大和リースグループと交渉することを発表した。今後、基本協定を結び、事業契約に向けて協議を進める。
大和リースグループは大和リース三重支店(四日市市)、徳岡設計(大阪市中央区)、宮崎工務店(桑名市)、功建築設計事務所(桑名市)の4者で構成する。
消防庁舎等再編整備事業では、民間活力を導入して消防本部庁舎を大山田地区市民センターの敷地に移転し、新消防本部、新大山田分署、新地域コミュニティー施設、新郵便局などで構成する複合施設を計画する。建設地は大山田1ノ9の敷地6380平方bなど。隣接地には防災広場、立体駐車場の整備を予定している。
整備スケジュールは事業者の提案に基づき検討する。再編対象の主な施設規模は、消防本部が鉄筋コンクリート造3階建て延べ5026平方b、大山田分署が鉄筋コンクリート造2階建て延べ533平方b、大山田地区市民センターが鉄筋コンクリート造2階建て延べ818平方b。
民間活力導入アドバイザリー業務は百五総合研究所(津市)が担当。
提供:建通新聞社