全国情報ネットワーク：各地域で信頼される専門紙33紙で構成

　自民党新潟県支部連合会の桜井甚一幹事長、横尾幸秀総務会長、皆川雄二政務調査会長、高橋直揮議会対策委員長の党４役は１０日、県庁に花角英世知事を訪ね、県北地方に甚大な被害を及ぼした豪雨災害に関する緊急要望を行い、国の制度を最大限活用し激甚災害の早期指定や、土石災害対応への支援などを訴えた。
　冒頭、桜井幹事長は村上市小岩内地区や、坂町駅周辺、荒川沿岸土地改良区などの被害状況を視察したとし、「本当に手が足りない。住民の皆さんは精神的にも不安を抱えている。我々もやるべきことはやる」と述べ、早期の支援を求めた。これに対して、花角知事は「公共インフラは早急に対応する。また、市町村と連携するとともに、土石流に関してはどんな形で対応できるのか、北陸地方整備局と対応していきたい」と応えた。
　要望書には、激甚災害の指定、土石災害対応（災害関連緊急事業の早期採択等）、ゴミの搬出（家具、家電等）および災害廃棄物（流木等）の処理の支援、県管理道路の通行止め個所の早期解消、村上市および関川村の避難所等への食料等救援物資の提供を明記した。
　今回の大雨は３日から４日の間に、記録的短時間大雨情報が１６回発令。特に中小河川では破堤、越水などの被害、村上市や関川村など１１カ所の土砂災害が発生した。