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北陸工業新聞社
2022/08/12

【石川】酷暑の中、200人超が復旧作業/小松市中海町で土砂撤去/梯川の氾濫被害/県建設業協会ら

 記録的な大雨による梯川の氾濫を踏まえ、県建設業協会などは10日、被害を受けた小松市中海町地内に出向き、土砂の撤去や被災した住宅の泥上げなど復旧支援活動に汗を流した。
 酷暑の中、県建設業協会や小松能美建設業協会、加賀建設業協会、白山野々市建設業協会、自治体などから総勢200人超がボランティアとして参加。このうち、各建設業協会員は重機とマンパワーで町内道路や住宅敷地内の土砂を撤去し、側溝の泥上げ作業などに取り組んだ。
 小松能美建設業協会は先日、こまつドーム(同市林町地内)の駐車場に開設された災害廃棄物の仮置き場へ災害ごみを順次運搬した。各住宅の浸水に伴い、この日も廃棄する家具や家電といった災害ごみが町内の神社に集められていた。側溝の泥上げをしていた吉光岳文会長は「自然災害はどこでも起きる。緊急時も行政と一体となって地域の安心安全のために取り組んでいく」と話した。
 同協会の会員企業は、同市内における河川の越水被害にも対応。梯川のほか、鍋谷川の堤防決壊個所でも復旧工事を急ピッチで実施している。
 県建設業協会らは、きょう12日も同様のボランティア活動を行う。地域のインフラ整備を通し、まちづくりに寄与する建設業者は、災害時にあっても地域の守り手として奔走し、迅速な復旧対応で住民に寄り添う。

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