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　新潟県総務部管財課が計画する、１級河川福島潟放水路特定構造物改築事業に伴う監視制御装置更新工事は、１０月中にも制限付き一般競争入札で公告される見通しだ。
　計画によると、統合管理システム（監視制御設備）の更新に当たり、既設機能を踏襲し、福島潟水門の遠隔操作機能を加えたシステム更新を行うもの。対象は新潟地域振興局竹尾庁舎（遠隔監視）、福島潟放水路管理所（遠隔監視・操作）とし、既設システムには福島潟水門１施設を追加（遠隔監視・操作）する。場所は新潟市北区横土居地内他。設計は東京建設コンサルタントが担当。
　福島潟改修の全体計画によると、新発田市内の潟周辺の自然遊水を防止するため、承水路の拡幅（Ｌ＝２３５０メートル、Ｗ＝３０−８０メートル）、潟の周囲に湖岸堤（Ｌ＝９４００メートル）を築堤することで、３０年に１回程度発生する規模の洪水を安全に流下させる。新井郷川および駒林川の治水安全度の向上や、旧豊栄市街地など下流域の浸水被害軽減を図るのが狙い。
　当初予算には債務負担行為の限度額６億５０００万円を設定した。期間は２０２３年度から２４年度まで。