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県県土整備部は伊勢崎市上泉町で広瀬川を跨ぐ広瀬大橋の大規模修繕事業について、河川部にあるＰ２の補強工事を近く条件付き一般競争入札で公告する。橋脚は増厚や底版拡幅で補強する。事業完了は23年度となる見通し。設計は大日本コンサルタント（東京都千代田区）が手掛けた。
主要地方道伊勢崎本庄線に架かる同橋は、伊勢崎市役所の西部に位置している。橋長２３９・７ｍ、幅員16・７ｍの長大橋で、上部工は３径間連続鋼Ｉ桁と５径間単純鋼Ｉ桁という構成となる。
大規模修繕事業は２０１７年度からを開始し、上部工や橋台、陸部の橋脚などの補修や補強に着手。これまでに上部工の更新は全て完了している。集中的な予算投入を図るため、18年度に社会資本整備総合交付金事業から道路改築事業（大規模修繕）に変更している。
Ｐ１は21年度に田中建設（伊勢崎市）の担当で施工している。橋脚増厚工や底版拡幅工、梁増厚工などを行っている。
Ｐ２の補強方針はＰ１と変わらない見通しで、基礎部分はコンクリート増厚で補強。橋脚部は足場を仮設し、工事を行う。工期は10カ月程度を見込む。
Ｐ１の補強工事の発注については、簡易型総合評価落札方式の条件付き一般競争入札で公告。参加条件として伊勢崎・前橋土木管内に本店があることや、土木１０１０点以上を設定していた。予定価格は９１４８万円。Ｐ２は河川切り回しなどの工程が加わることから、予定価格が１億円を超えることが見込まれる。
同事業全体の完了となるＰ３の補強工事は23年度に実施する予定。施工には河川の切り回しが必要と考えており、詳しい方法を検討する。