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日刊建設タイムズ社
2022/08/10

【千葉】市場調査手続き開始/12月の実施方針公表に向け/千葉市 加曽利貝塚新博物館

 千葉市は8日、DBO方式による「特別史跡加曽利貝塚新博物館整備・運営事業」に関するサウンディング型市場調査の実施要領を公表した。調査は、12月頃の実施方針の公表に向けて民間事業者と意見交換を行い、適切な公募条件を定めることが目的。事業者募集要項等の公表は2023年6月を予定。事業者は、24年度以降、設計、既存施設解体工事、新博物館建設工事を順次進め、27年秋頃の開館を目指す。
 調査対象は、事業の実施に関心を有する民間事業者。一部業務の実施のみに対する関心を有する者でも可とし、業種・業態は問わない。
 調査項目は▽新博物館の整備、維持管理・運営=新博物館・緑地・特別史跡を含めたエリアの魅力向上を図る上で考えられる方策など▽民間収益事業の可能性と想定される事業内容=民有地に関して民間収益事業による活用可能性や活用イメージなど▽事業スキーム等に関する意見=事業方式・事業期間・事業範囲や収入の区分・参加資格要件など。
 今後は、26日まで参加申し込みを受け付け、31日に現地見学会を開催。9月2日まで調査に関する質問を受け付け、7日頃に回答。8〜14日に事前ヒアリングシートの提出を求め、20〜30日に調査を実施し、11月には実施結果概要を公表する。
 新博物館の建設地は、若葉区小倉町937ほかの小倉浄化センター跡地およびその周辺の民有地約2ha(新博物館約6000u、民間施設約5000u、緑地(体験事業)約4500u、駐車場約4500u)。施設規模については、延べ床面積4800u程度を想定している。
 2月には「生きている縄文 学び、体験し、考える―それは未来への道しるべ―」をコンセプトとした特別史跡加曽利貝塚新博物館基本計画を策定。縄文文化とSDGsを学ぶことができる博物館の実現に向け、具体的な検討を進めている。
 建築設計・工事費、展示設計・製作設置費などを含む概算整備事業費は約50億円。k_times_comをフォローしましょう
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