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滋賀産業新聞
2022/08/10

【滋賀】県木之本支所 杉本余呉線のバイパス道路新設

 滋賀県長浜土木事務所木之本支所は、トンネル約1・5qと橋梁部分で構成する全長1・7qのバイパス道路新設を計画している長浜市の県道「杉本余呉線」について、21年度に予備設計を完了し現時点で橋梁は橋長約50b、橋台2基、2車線を想定し構造は未定。21年度末に詳細設計(ウエスコ滋賀営業所・草津市)を委託し10〜11月頃完了する見通し。22年度はこのほか、トンネル整備に向けた基礎調査として21年度委託した環境調査、用地測量、5月委託の地質調査をそれぞれ進める。今後精査し決定する施設概要や全体の施工スケジュール等で橋梁を先行整備するかなどを判断すれば、整備が推進される見通し。
 21年度には、環境調査を日本工営都市空間滋賀事務所(大津市)で23年2月末まで、用地測量をキタイ設計(近江八幡市)に23年3月まで、22年度5月に地質調査を正和設計(大津市)に10月14日まで、それぞれ委託し22年度は業務を進めている。
 トンネル(道路)部分の予備設計はセントラルコンサルタント(滋賀営業所・大津市)に委託し21年度に完了。予備設計内ではトンネル約1・5qは整備可能な適地を通る若干南方向に湾曲したルートを選定し、地元等と協議中。道路・トンネルの幅員、構成施設は決まっていないが2車線の通行は確保する意向。トンネルの工法や規模・型、シールド工法や発破工法など施工方法も決まっていない。
 橋梁の予備設計は基礎地盤コンサルタント滋賀事務所(大津市)が担当。橋梁は現時点では余呉町上丹生側のトンネル出口から平地部や高時川を渡るルートで計画し、橋長約50bで橋台2基、幅員等は決まっていないが2車線通行の確保を想定。構造は未定。
 冬期通行の利便性のため杉本余呉線で計画するバイパス道路は、起点の長浜市木之本町杉本地先と、終点の同市余呉町上丹生地先を2車線道路で結ぶ総延長約1・7q。現道は湾曲し道幅が狭く冬期通行が不便なため、地域の交通環境の向上を図るためこのうち約1・5qをトンネル区間、一部に橋梁を整備するバイパスを想定。

提供:滋賀産業新聞