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　２０２７年国際園芸博覧会協会（花博協会、横浜市中区）は、花博のメインイベントとして、屋外・屋内庭園の出展者などを対象にコンペティションを実施する。日本の花卉（かき）園芸・造園文化の歴史を踏まえ、これらを支える技術や人材に光を当てるコンペとするもので、次世代の文化と技術を創造する場にするとともに、国内外へ広く日本の文化を発信する。本年度中にテーマやスケジュールを検討し、実施計画を策定。24年度以降のエントリー受け付けに向け準備を進める。
　出展できるのは、参加国や国際機関、横浜市・神奈川県などの開催地自治体、民間企業・団体、市民団体、個人など。
　コンペは３種類ある。「屋外庭園・屋内庭園コンペ」は、参加国などの庭園に４�f、開催地自治体に４・４�f、民間企業などに２・７�fのエリアを割り当て実施する。
　「生産品コンペ」は、花卉などの観賞用植物やフラワーアレンジメント、いけばななどの技術を競う。
　さらに「協会独自企画コンペ」は、協会が設定した基準に基づき、参加者の庭園展示や生産品に加えて、花や緑に関する活動も審査対象とする予定。
　花博は27年３月19日〜９月26日の期間で開催する。
　
〜実施計画策定を凸版印刷に委託〜
　
　花博協会はコンペの実施計画策定に向け「２０２２年度　国際園芸博覧会コンペティション実施計画作成業務」の委託先選定で公募型プロポーザルを行い、凸版印刷（東京都文京区）と２５９７万１０００円で契約した。履行期限は23年３月24日。
　業務では屋外庭園・屋内庭園コンペや生産品コンペ、協会独自企画コンペのテーマや出展方式を検証した上で、審査方式や審査基準、審査員数、必要面積・施設設備などの要件を検討し、運営費用を試算する。さらに出展者や参加国への案内など開催までのスケジュール案を策定し、これらを実施計画としてまとめる。　提供：建通新聞社