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県東部農業事務所館林農村整備センターは、五箇谷地区で区画整理工を３件計画している。板倉町大高嶋地内の谷田川南側約１０８haを対象とし、ほ場整備を進めており、２０２２年度の施工区域は25・４７ha。工事発注は３件に分割する。９月から発注を行い、発注方式は第４工区１工事、第４工区２工事を一般競争入札、第３工区３工事を指名競争入札とする見込み。
同地区の全体計画は現況10ａ区画を30ａ以上の区画へ広げるもの。区画整理工事は全体を４工区に分割し進めてきた。事業は16年度に着手し、25年度の完了を予定。これまでに約63haの区画整理工が完了している。23年度は約20haで工事を進め、区画整理工は終了する。24年度にはポンプ機場更新工事等を計画しており、事業完了は25年度を見込んでいる。設計業務はプロファ設計（伊勢崎市）が担当した。
22年度に実施する区画整理工の概要は第４工区１工事で、整地工11・１９ha、管路工６８２ｍ、排水路工８０５ｍ、道路工７６５ｍが内容となる。第４工区２工事が整地工10・６６ha、管路工１１５５ｍ、排水路工５９６ｍ、道路工９０１ｍ。第３工区３工事は整地工３・６２ha、管路工２５５ｍ、排水路工１６６ｍ、道路工１１５４ｍを行う。
24年度以降に計画するポンプ機場更新工事は、第４工区内に設置されている１カ所を対象とする。工事内容は、既存施設を撤去し、現在位置付近に新たな建屋とポンプを設置するもの。ポンプの規格や建屋の規模は軽量鉄骨造で床面積９�u。全揚程15ｍ、流量毎分８・７立方ｍ、内径２００�oを予定している。
また、24年度以降は地区中央付近を東西に横断し東側地区外へ用水を供給する３号水路工事と、区画整理工事が完了した区域において補完工事を行う方針。
同地区の農地は、戦後の耕地整理事業で整備した区画が大部分を占めているため、区画が狭小となっているうえ、所有地も分散している。区画整理で農地を拡大・集約することで、収益性の高い生産構造への転換を図り、農業経営の向上を推進するねらい。