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建通新聞社四国
2022/08/05

【高知】中土佐町 新美術館設計の公募型プロポ開始

 中土佐町は、町立美術館の高台移転新築に向けた基本設計者を選定する公募型プロポーザル手続きを開始した。展示室や収蔵庫を含む美術館本体の建設と外構施設、設備工事を含む設計をまとめる。参加表明書を8月22日、技術提案書を9月22日まで受け付けた後、9月28日に第一次審査(書類審査)、10月11日に技術提案書に基づいたプレゼンテーションと審査委員による第二次審査(ヒアリング)を実施し、10月17日に審査結果を公表・通知する。
 参加資格は、県内に本社を置く建築士事務所で、2012年4月以降に国内で同種または類似業務の実績があることなどを条件としている。履行期間は10月25日ごろから5カ月。見積もり限度額は511万5000円。
 現段階での施設規模は鉄筋コンクリート造で延べ床面積400平方b。内訳は130〜150平方bの展示室、90〜110平方bの収蔵庫や、事務室、玄関、受付、搬入口、トイレなどを設置する。またアプローチ、庭園、浄化槽、排水設備や駐車場の工事も進める。これらを含めた工事費を4億5000万円と見積もっている。
 現在の美術館は、津波浸水想定域にあり、構造上温度や湿度の管理が困難で、収蔵庫も狭く新たな作品が収められないなどの課題があることから、津波浸水のおそれのない高台に移転する。今後、実施設計を23年5月から12月まで進め、24年4月から25年3月まで建設工事を行う。建設地は久礼8009ノ11、黒潮本陣駐車場内の敷地1750平方b。
提供:建通新聞社