一般社団法人新潟市建設業協会の福田勝之会長らは4日、新潟市役所に中原八一市長を訪ね、4項目(安定的・継続的な事業量の確保、入札・契約制度、工事関係、災害時の緊急対応)からなる要望書を手渡した。藤田直也副会長、小田等副会長も同行した。
福田会長は「地域の活性化や雇用、防災面でも社会的な役割を担う地域の建設業者が将来に渡って安定的かつ健全な経営が可能となるよう、ぜひとも国の国土強靭化関連予算などを活用し、公共事業予算と事業量の安定的かつ継続的な確保をお願いしたい」と述べた。
要望項目のうち、安定的・継続的な事業量の確保では工事発注のさらなる平準化、都市基盤整備に必要な大型工事の発注件数拡大を求めた。また、公共下水道の整備をはじめ、新規道路建設ならびに既存主要道路の改良による渋滞解消など、市民生活や産業に直結したインフラ整備を引き続き推進するとともに、併せて公共施設の長寿命化のための維持・管理なども計画的に推進し、市内建設業者の安定的・継続的な事業量の確保を要望。
入札・契約制度は適正な予定価格の設定や市内企業への優先発注など、工事関係では適切な工期設定などを要請した。