日本特殊陶業(名古屋市東区東桜1ノ1ノ1)は、小牧工場の東地区にある第2工場の解体を検討している。これに向けた土壌汚染調査を行った結果、一部で土壌・水質汚染を確認したと愛知県へ報告した。
第2工場は1965年ごろに稼働開始。老朽化が目立つため、解体と跡地の活用について検討を進めている。今後のスケジュールについては、「現時点では未定」と回答した。
調査の対象は、第2工場敷地内の1万3793平方b。基準値の13倍に相当する「トリクロロエチレン」や10倍に相当する「六価クロム化合物」などの他、地下水で16倍に相当するトリクロロエチレンを検出した。
汚染土壌は現状、建物やコンクリートにより覆われているため、飛散の可能性は低いと判断。今後の跡地活用に合わせて対策を図るとした。また、地下水については解体時に深度調査を実施し、汚染範囲を把握するとしている。
場所は小牧市岩崎西巾2808ノ7他。
提供:建通新聞社