能登町は、宇出津地区の統合保育所建設に関する本体工事費について、12月補正予算案で債務負担行為を設定する方向で今後、調整する方針だ。年明けに工事入札を実施し、来年度早期の着工、2024年春の開所を予定する。
実施設計は5月、山岸建築設計事務所(金沢市)に委託。11月30日までに概算事業費算出や施設概要の取りまとめを終える予定としている。
計画では、老朽化が進む「しらさぎ保育所」(宇出津)と「ひばり保育所」(崎山1丁目)の2園を統合し、高台に位置し災害時に園児の安全を確保できるひばり保育所の解体跡地(敷地3484・05平方メートル)に新園舎を整備する。建設規模はW造平屋建て延べ1138・81平方メートルで、保育室や遊戯室、職員室、厨房、倉庫などを設ける。定員130人程度の受け入れに対応する。
ひばり保育所の解体は11月30日までに完了する見通し。同園の園児は現在、崎山中央公園に設置された仮設園舎を利用している。
基本計画策定支援業務は計画情報研究所が担当した。