建設新聞社
2022/08/03
【東北・青森】七戸町が新庁舎基本計画を委託
【東北・青森】七戸町が新庁舎基本計画を委託
七戸町は新庁舎の建設を計画しており、基本構想および基本計画策定業務を委託するため2日に入札した結果、1落の860万円でアール・エー・ビー開発に決定した。予定価格は1627万円。履行期限は2024年3月28日まで。
入札者は、熊沢建築設計事務所、青建設計、パシフィックコンサルタンツ、石川設計、まちづくり計画設計、アール・エー・ビー開発、八洲建築設計事務所、協和コンサルタンツ、建設技術研究所の9社。
同町では、2005年の合併以来、旧市街地エリアにある旧町村の本庁舎(天間林地区)と七戸庁舎(七戸地区)の2つの庁舎を使用しているが、いずれも築後40〜50年が経過し老朽化が進行。一方で、JR東北新幹線七戸十和田駅周辺の荒熊内地区を、生活サービス機能を集約した利便性の高いコンパクトな都市拠点とした都市機能誘導区域としてまちづくりの重点エリアに位置付けていることから、同地区への新庁舎建設を立案した。
現段階での構想では、荒熊内地区の町有地を候補地に、RC造2〜3階建てで、3000〜4000平方b程度の新庁舎を建設したい考え。
今回の業務では、基本構想策定として現庁舎の課題抽出、住民意向調査、庁内検討会議、ワークショップ、建設検討委員会、基本構想作成など。基本計画策定では新庁舎建設計画案作成、先進地視察、庁内検討会議、建設検討委員会、住民説明会、基本計画書作成などを行う。
今後、23年度までに基本構想や基本計画を策定するほか、民間活力導入によるコスト削減を検討するためPFI可能性導入調査なども実施する意向。その中で設置場所や施設規模、スケジュールなどを詰め、24年度以降の設計着手、2カ年程度の工期での整備を想定している。
提供:建設新聞社