建設新聞社
2022/08/03
【東北・秋田】国際教養大学が整備構想の策定支援プロポ
国際教養大学は、施設整備構想の策定支援業務を委託するため、公募型プロポーザルの手続きを開始した。
参加資格は、2012年4月以降に国・地方自治体の施設整備の基本構想の策定業務の実績を1件以上有することなど。参加表明書は10日まで、企画提案書は9月2日までの提出で、9月上旬に審査委員会を開き、同月中旬に決定する。
同大学の施設は、1990年に秋田市雄和椿川地内に開校、2003年に閉校したミネソタ州立大学機構秋田校の施設群や、1977年建設の森林学習館を転用した施設が延べ2万平方b弱、新たに建設した施設が約1万5000平方bあり、転用した施設を中心とした老朽化対策が課題となっている。
今回の委託では、キャンパス内各施設の現況や課題、将来のあるべき姿を踏まえ、施設規模、施設配置、概算費用、スケジュールなどについて提案した上で、学内外の委員で構成する検討委員会の意見を調整し、整備構想の取りまとめについて大学を支援する。
施設全体の整備構想をまとめるものだが、特に老朽化が著しい▽管理棟(A棟)=RC造4階建て、延べ3885・01平方b(1977年竣工)▽ファカルティ棟(E棟)=RC造平屋建て、延べ671・56平方b(80年竣工、2008年改修)―の改築を中心とした整備計画、▽講義棟(B棟)=RC造3階建て、延べ1951・8平方b(90年竣工)▽講義棟(C棟)=RC造3階建て、延べ1707・51平方b(90年竣工)―の大規模修繕をメーンに検討する。
企画提案を求めるテーマは▽教育・研究の内容を充実させるための施設のあり方▽地域の人々との交流が促進される大学キャンパスのあり方▽ライフサイクルコストの低廉化を図るための施設整備の方策―。
履行期限は2023年7月31日まで、予定価格は1000万円(税込み)。
提供:建設新聞社