松山市は斎場の再整備に伴う「民間活力導入可能性調査業務」の委託先にランドブレイン(東京都千代田区)を特定した。プロポーザル方式で選定した。8月に業務に着手し、民間事業者の意向把握(市場調査)を行った上でPFIなどの民間活力を活用した事業手法の導入可能性を探る。これを基に市が年度内に最適な事業手法を固める。
斎場の再整備は、将来の需要の増加や既存斎場の老朽化、さらには利用者のニーズの変化などを踏まえ実施する。基本計画によると、現斎場の敷地南側を造成して確保した約8200平方bの敷地に、火葬炉14基程度を備えた斎場を建設する。待合室、告別室、収骨室、待合ホール、事務室などを配置した延べ床面積5150平方b程度の規模を想定している。完成後に旧施設を解体し、跡地9306平方bを駐車場などに整備する。
現在造成工事に向けた測量設計を南海測量設計(松山市)で進めている。敷地造成、敷地に隣接する河川の移設と進入路などの設計を2023年1月6日までにまとめる。
建設地は食場町乙11ノ9。28年度の供用開始を目指している。
提供:建通新聞社