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建設経済新聞社
2022/08/02

【京都】南区の旧し尿前処理施設跡地活用 ナベルを選定、8月中に契約 事務所棟、工場棟建設へ

 京都市は1日、旧し尿前処理施設跡地活用に係る契約候補事業者として潟iベル(京都市南区)を選定したと発表した。8月中に売買契約を締結する見通し。
 プロポには、京都かんきょう梶A潟iベル、鐘通鰍フ3者が参加。選定委員会での審査を踏まえ、評価点が133点(140点満点)で最も高かったナベルを契約候補事業者として最もふさわしいと判断した。
 同社の提案によると、同社の本社棟・工場棟の西側にあたる旧し尿前処理施設跡地に、事務所棟(仮称)、工場棟(仮称)を建設し、開発・生産機能を強化する。
 事務所棟(仮称)はS造2階建、延1074・55u、工場棟(仮称)はS造平屋建、2839・78uで計画している。完成予定は未定。
 市の設定した予定価格(最低売却価格)は5億7350万円。同社の買受希望価格は20億円。
 旧し尿前処理施設跡地(京都市南区西九条森本町83−2)は、平成30年3月に閉鎖。近鉄京都線十条駅から南西へ直線距離で約200m、市バス十条大宮停留所から南東へ直線距離で約200mで、上鳥羽公園の北側に位置する。
 面積は7116・30u。用途地域は工業地域(らくなん進都産業集積地区)で、建ぺい率は60%、容積率は400%(工場、研究施設、事務所とそれらの建物に附属する建築物以外の用途に供する部分は容積率200%)。
 主な構造物等として、主たる建物の事務所・車庫がRC造・S造陸屋根2階建、延2478・15u(1階1337・03u、2階1141・12u)、附属建物として、配電室・機械室がRC造陸屋根平屋建・地下2階付、延1066・51u(1階155・98u、地下1階113・44u、地下2階797・09u)、倉庫・作業所がRC造・S造陸屋根平屋建、64・01u、倉庫がCB造亜鉛メッキ鋼板葺き平屋建、7・20u、待機所がCB造亜鉛メッキ鋼板葺き平屋建、10・80u、倉庫が軽S造亜鉛メッキ鋼板葺き平屋建、25・02u、待機所2がCB造スレート葺き平屋建、26・75u、倉庫2がRC造陸屋根平屋建、32・21uのほか、高さ30mの臭突もある。敷地の大部分は周辺道路よりも1・5m程度高い盛土をしている。
 担当課は京都市環境政策局循環型社会推進部まち美化推進課。