産官学が連携して建設分野の担い手確保を推進する協議会(会長・河田英明県建設技術センター代表理事)は1日、建設業のPR動画制作や鳥取大学・浜坂キャンパス内に人材育成フィールドを造成する今年度の活動方針を決めた。
協議会は6年目に突入。これまでに開講した土木1・2級試験対策講座では、合格率が全国平均を上回るなど一定の効果を上げており、小中高生を対象にした建設業の魅力発信事業にも力を入れている。
今年度の活動は各部会が主体になって実施。▼生産性向上部会は、浜坂フィールドで3次元設計やICT建機を駆使する技術者の養成▼情報発信部会では建設業のPR動画制作―などを挙げ、新たに取り掛かる。
また▼研修企画部会では、高校GIGAスクールのスタートで、建設分野につながる教材コンテンツの提供準備に入る。
河田会長は「技術者不足は各自治体職員にも及んでいる。引き続き人材の確保と育成に取り組んでいきたい」と話した。
日刊建設工業新聞