長岡市は7月28日、陽光台5丁目地内ほか「長岡ニュータウン運動公園基本計画策定および民間活力導入可能性調査業務委託」について、簡易評価型プロポーザル方式で公告した。
参加表明書は4日、提案書を31日まで受け付け、9月5日にプレゼンテーションを予定。主な資格は県内に本社または支店機能を有する者など。
同公園における未整備区域(面積15・64ヘクタール)の硬式対応人工芝野球場2面、薄暮対応の照明灯1面分、管理棟・諸室、駐車場整備とその利用計画を策定する。また、整備・運営に関して民間の能力を積極的に活用し、より効率的で質の高い公共サービスの提供と市財政負担の軽減や、平準化を図り早期整備する手法としてのPFIなどといった民間活力導入の可能性調査も行う。
業務内容は前提条件の整理(対象施設の概要整理、上位関連計画および法令等)、基本仕様の検討(整備・運営管理方針案の策定、諸施設の検討および設定、基本計画図の作成)、事業手法の検討(導入範囲の整理、導入パターン整理、事業の方式・形態・期間の検討)、民間事業者の参入意識調査(民間事業者10社程度)、概算事業費の算出(建設会社等3社以上から参考見積)、スケジュールの検討および課題整理。提案上限額は2600万円(税込)とし、履行期間は2023年3月31日まで。
同公園(都市計画決定34・1ヘクタール)には、13年度にサッカー場2面(105メートル×68メートル、少年サッカー4面可など)、14年度に屋根付多目的コート(テニス、フットサルなど)、16年度にはソフトボール場2面(両翼最大76メートル、少年野球可、ナイター照明あり)が完成。駐車場約1400台、芝スタンドは約2000人が収容できる。供用面積は18・46ヘクタール。この5年間で、信濃川の浸水被害が2度発生し河川敷運動施設が使用できず、復旧までに2カ年を要するなど代替施設の機能も担う。「財政状況にもよるが工事には2、3カ年かかる」(スポーツ振興課)。市内にはプロ野球も使用できる悠久山野球場をはじめ、21カ所27面が整備されている。