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日刊建設タイムズ社
2022/08/01

【千葉】2公園再整備を諮問/来年12月のプラン作成/松戸市 松戸駅周辺まちづくり委

 松戸市は7月28日、「第15回松戸駅周辺まちづくり委員会」を市役所新館5階市民サロンで開催した。渡部優樹街づくり理事が本郷谷健次市長に代わり、「新拠点ゾーンパブリックスペースから考える松戸中央公園および相模台公園のリニューアル」についての諮問書を横張真委員長に手交した。2023年8月頃の第17回委員会を経て答申を行い、同年12月には千葉大学園芸学部が中心となって「(仮称)松戸中央公園・相模台公園のリニューアルプラン」を作成する方針だ。
 松戸中央公園は相模台481―1の面積2・13haに所在する近隣公園。また、相模台公園は相模台473の面積0・44haにある街区公園。いずれも、JR松戸駅の東側の相模台地区にあり、国から土地の無償貸与を受けている。
 松戸駅周辺のまちづくりと新拠点ゾーンの整備に関しては、千葉大学園芸学部と協力して市民ワークショップを実施。小学生、子育て世代を中心に意見を集めることにより、子育てしやすいまちに必要なパブリックスペースについて調査を行い、リニューアルプランを取りまとめる。
 委員から「公園のリニューアルは、今後配置される公共施設を加味し、利用者の変化を見据えなければならない」などの意見が寄せられた。
 今後は、27日に第1回ワークショップ、9月24日に第2回ワークショップを開催し、10月までにリニューアルプラン案を複数、作成する予定。
 さらに、11月にワークショップに関する中間報告および第2回アンケート調査を実施し、12月17日の第3回ワークショップ、24日の第4回ワークショップを経て、23年1月にワークショップに関する取りまとめとリニューアルプラン案の作成を行う。
 3月の第16回委員会でワークショップに関する報告などを行い、8月の第17回委員会を経て答申を受け、12月にはリニューアルプランを作成する運び。
 相模台地区は、15年6月策定の「松戸駅周辺まちづくり基本構想」において「新拠点ゾーン」として位置付けられ、6月21日には県から「相模台地区土地区画整理事業」の施行が認可された。
 基本構想では、基盤整備の事業費として、土地区画整理事業約37億円、道路整備約8億円、公園整備(昇降設備含む)約20億円を概算した。
 松戸中央公園については市指定避難場所となっていることから、公園整備工事の期間中も全面使用禁止にはせず、低地部からの避難経路を確保し、常に公園内へ避難できる状態としなければならない。また、松戸中央公園と相模台公園の周辺にはほかに大きな公園がないことから、工事期間中は子供の遊び場確保に努める必要がある。さらに、貴重な樹木の移植に当たっては、枯れるリスクを低減するため、工事時期に配慮する必要がある。k_times_comをフォローしましょう
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