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鹿児島建設新聞
2022/07/29

【鹿児島】国道10号鹿児島北バイパス/未着手は磯TNと花倉橋/祇園之洲で工事推進

 九州地方整備局鹿児島国道事務所は、国道10号鹿児島北バイパスの整備を進めている。2015年度に都市計画変更を行い17年度から工事を再開。祇園之洲地区で地盤改良等を進め、祇園之洲橋(336m)の下部工を整備している。磯トンネル(2766m)や花倉橋(56m)、起点側の公有水面埋立は未着手となっている。

 同バイパスの状況は、全体延長5.3kmのうち、終点側(鹿児島市小川町)の0.3kmが完成4車線、0.9kmを暫定2車線で供用。残る区間は4.1kmある。15年度に都市計画変更を行い、山岳トンネルを含むルートに決まった。
 このため、道路線形の設計結果から、吉野町花倉のトンネル坑口以北に位置するカーブ部分(起点側約725m)が海岸にせり出すため埋め立てる。
 護岸の構造は、海底勾配の違いにより消波ブロック被覆式の「一般部」と波返し擁壁と自立鋼管矢板式護岸で構成する「急峻部」に区分。埋立面積は1万8696u(道路敷1万540u、護岸敷8155u)で施工は主に海上から行う。
 また、同トンネルの祇園之洲側の坑口は祇園之洲橋上部工、花倉橋は公有水面埋立部分と接続する形となる。
今年度の予算配分は、工事費3億5100万円、測量設計費1億822万円など計4億6100万円。3月末現在の進捗状況は用地が89%、事業費ベースは24%。
 なお、国道10号では姶良バイパス(姶良市)と接続する白浜拡幅で、残る3.4kmの主に公有水面埋立による道路改良、同バイパスと接続する脇元高架橋は下部工を施工中。今年度の予算配分は工事費8億600万円、測量設計費2億1703万円など計10億3300万円。3月末現在の進捗率は用地が100%、事業費ベースは31%となっている。


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