市原市は、蕗原ポンプ場建設のうち土木工事を間もなく一般競争入札で発注し、2024年度までの740日間で進める予定だ。工事費については、当初予算に総額10億460万円の3か年継続費を設定した。年割額は、22年度9059万5000円、23年度3億9850万円、24年度5億1550万5000円。建築工事、電気設備工事、機械設備工事については、それぞれ24年度に発注し、2か年かけて完了させる方針。
蕗原ポンプ場は、八幡1897の市有地に建設する。調整区域の蕗原排水区37・4haを対象とし、放流先の二級河川村田川の水位が上昇し迅速に内水を排除する必要がある場合に、自然流下からポンプ圧送に切り替える。
施設能力は、事業計画で排水面積37・4ha・排水能力208m3/分、また全体計画では排水面積150・5ha、排水能力416m3/分となっている。
土木工事では、ポンプ井を築造するとともに、既設の蕗原中央幹線への吐出口を設置。蕗原中央幹線はボックスカルバートで、断面1300o×1300o〜2600o×2600o。
また、設備工事では、揚水能力104m3/分のポンプを2基設置。全4系列のうち2系列を整備し、事業計画上の排水能力を満足させる。
17年度に基本設計、18年度に詳細設計を新日本設計に委託して取りまとめた。
また、26日には、蕗原ポンプ場の建設が周辺家屋や工作物に与える影響を把握するための建物等事前調査業務委託の事後審査型一般競争入札を公告した。
8月1日までの入札参加申請期間、5〜8日の入札期間などを経て、16日に開札する。委託期間は10月18日まで。
業務の対象は、建物事前調査3棟、工作物事前調査3か所、井戸事前調査8か所。