京都市は26日、令和4年度第1回公共事業評価委員会を開催。街路事業2件、河川事業3件、都市公園事業1件、住宅市街地総合整備事業1件の計7件の再評価対象事業の事業概要を説明するとともに、フォローアップ対象事業の進捗状況等を報告した。
再評価対象7件の対応方針案は全て「事業継続」。
今後は、10月開催の第2回委員会で対応方針を審議し、令和5年1月開催の第3回委員会で意見書をとりまとめ、市長に意見書を提出し、それを踏まえ、2月に市の対応方針を決定する。
再評価対象事業は、街路事業の@中山石見線(西京区大原野東竹の里町〜大原野石見町、L1059m、W25m/令和3年度進捗率75・3%)A御陵六地蔵線(第三工区)(伏見区小栗栖岩ヶ淵町、L632m、W15m/進捗率53・5%)、河川事業のB西野山川(山科区西野山伊庭ノ上町〜西野山百々町、L635m、W9・8m/進捗率85・9%)C西高瀬川(有栖川工区)(右京区梅津構口町(桂川合流点)〜梅津後藤町(四条通)、L560m、W20m/進捗率86・6%)D善峰川(西京区大原野上里南ノ町〜大原野灰方町、L2100m、W28m/進捗率72・5%)、都市公園事業のE宝が池公園(広域)(左京区上高野流田町8他、A128・9f/進捗率62・4%)、住宅市街地総合整備事業のF東九条地区(南区東九条岩本町、南岩本町、北河原町、南河原町、A9・43f/進捗率94・2%)。
それぞれの事業の進捗見込みについては、中山石見線は「北工区は引き続き工事を進め、令和4年度上半期に府道柚原向日線までの区間について、暫定供用を予定(L230m)している」「また本線部分の用地買収は既に完了しており、全線完成に向け、引き続き関係機関協議や工事を進め、事業進捗を図る」、御陵六地蔵線(第三工区)は「用地買収面積は全体の8割を超えており、用地買収は進捗している。信号交差点を含む南端区間の整備を実施したことで、交差点における歩行者の安全性の向上が図られたこと等により、事業に対する地元の理解がより深まり、早期の整備が望まれている。全線完成に向け、引き続き用地買収等を進め、事業進捗を図る」、西野山川は「本川(捷水路)は用地買収が完了し、令和4年度から工事の支障となる地下埋設物等の移設補償工事を進めており、移設完了後、早期に工事着手していく。支川は本川(捷水路)の完了後、用地買収及び工事を実施し、事業完了に向け、進捗を図る」、西高瀬川(有栖川工区)は「用地買収は完了しており、工事の実施済み延長の割合は95%に達している。引き続き、残る区間の工事に向け、設計及び四条通の梅津橋架け替えに伴う水道・ガスの移設補償工事等を進めていく」、善峰川は「長岡橋の上流側まで工事が進捗しており、その先の南條橋架け替えを含む小田橋までの設計が完了している。用地買収も、用地取得等を実施し、工事に必要な用地の取得に取り組んでいる。南條橋付近の用地取得が完了した後、継続工事に着手する予定であり、引き続き事業効果の早期発現を目指していく」、宝が池公園(広域)は「令和4年度はスポーツ広場エリアにおける整備工事を進めるとともに、東京オリンピック・パラリンピック競技大会等で注目が高まっているスケートボード等のアーバンスポーツ(都市型スポーツ)対応施設の整備に向けた設計等を進める。また更なる開園区域の拡大に向け、優れた自然環境の保全や公民連携による利活用について、地元住民や有識者、企業などの多様な主体とともに公園の将来像を検討しており、今後、公園全体の整備方針を立てたうえで、事業の進捗を図る」、東九条地区は「南岩本公園再整備について、令和4年4月に契約候補事業者を選定しており、今後、事業者との協定締結等の手続きを進めていく。八条通及び須原通の歩道等整備は令和4年度も引き続き工事を実施する予定であり、事業完了に向け、事業進捗を図る」。
フォローアップ対象事業の進捗状況は次号掲載。