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建通新聞社四国
2022/07/26

【高知】県・四万十市 新食肉C基本設計を大建に

 高知県と四万十市で構成する「四万十市新食肉センター整備推進協議会」(代表者・中平正宏四万十市長)は、新施設の基本設計の委託先として、大建設計大阪事務所(大阪市西区)を候補者に選定した。公募型プロポーザルで技術提案書を提出した2者に対し、7月8日にプレゼンテーションとヒアリングによる審査会を実施、同社の提案内容を評価した。
 審査会の田能浩二委員長(四万十市副市長)は、「と畜という特殊施設で専門的な技術について第三セクターの運営に配慮したバランスの取れた設計、現施設を稼働させ既存の機能を維持しながらのベストな建て替え計画、品質を確保しつつコスト縮減に関する具体的な提案や将来のコスト縮減を抑制できる技術提案が必要だった。このような課題を踏まえた基本設計を限られた期間で策定できる条件を総合的に判断した」と選定の理由を説明した。
 新食肉センターの想定規模は2階建て延べ約4000平方bで、1日当たり600頭の豚をと畜できる能力を持たせる。第三セクターによる民設民営方式で事業を実施するとしており、現在新法人の設立準備を進めている。
 基本設計の履行期間は2023年3月15日まで。今後は、新法人が23年度に実施設計を委託し、24年度に新浄化槽を整備、25〜26年度に新施設を建設した後、26年度の本格操業を目指す。整備費は40〜45億円を想定している。建設地は不破出来島2058ノ1。
提供:建通新聞社