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建通新聞社(神奈川)
2022/07/26

【神奈川】県 新坂下トンネル新設を公告

 神奈川県県土整備局は7月26日、小田原市内で施工する都市計画道路城山多古線(仮称)新坂下トンネル新設工事の総合評価方式(標準型)一般競争入札を公告した。3者構成の特定JVによる参加で、競争参加資格確認申請期限は8月10日まで。技術資料を8月23日〜9月15日に受け付け、10月6、7日に入札書を提出する。開札予定日は10月11日。
 工事延長は220bで、NATM工法で施工する。トンネルの内空断面積は小田原駅側のトンネル坑口から延長約160bの「通常断面区間」が約69平方b、残る延長約60bの「拡幅断面区間」が約99平方b。トンネル内の道路幅員は通常断面区間が11・25bで車道部3b×2車線、片側歩道3b、拡幅断面区間が14・25bで車道部3b×2車線、片側歩道3bに加え、将来の交差点設置を見越して付加車線3bを確保する。土工量は約2万4000立方bを想定している。工事場所は小田原市久野〜多古。完成期限は2024年6月28日。
 3者JVのうち、代表構成員は土木1450点以上の県内に本店または支店など置く者、構成員は土木1000点以上1450点未満の県内に本店または支店など置く者と、土木A等級で県内に本店を置く者となる。この他、代表構成員には07年4月1日以降に都道府県、市町村、国、公団などが発注するNATMによる道路または鉄道トンネル工事(履工後のトンネル内空面積が60平方b以上)の元請け実績、全ての構成員には経審の土木の完工高が1億円以上などを求める。
 トンネルの詳細設計は応用地質横浜営業所(横浜市港北区)、修正設計はセントラルコンサルタント横浜営業所(横浜市中区)が担当。
 城山多古線は、接続する都市計画道路小田原山北線と一体的に整備を進めており、両線を合わせた延長は1000b。城山多古線がトンネル区間を含む延長400b、小田原山北線が延長600b。 提供:建通新聞社