富山市は28日、池多地内「古洞の森自然活用村民間活力導入検討業務」を開札する。
同業務は、指定管理期間終了の2023年3月31日で施設廃止を決めた「古洞の森自然活用村」のリニューアルについて、民間活力の導入検討を行うもの。予定価格は726万円。履行期間は23年3月10日まで。
「古洞の森自然活用村」は1995年7月に開村。敷地内(面積7万8705平方メートル)には、2004年にオープンした健康拠点施設「古洞の湯」のほか、ふれあいセンターやケビン10棟、バーベキュー施設、体験農園、遊歩道などがある。近年利用者が減少傾向で、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う観光客減少の影響も大きく、公共施設として継続的な運営が厳しくなっている。老朽化が著しく、設備の維持にも多額の費用がかかることから、今年度末での施設廃止を決めた。
最近のアウトドアブームでキャンプ場などの需要が高まっており、北陸自動車道富山西インターチエンジに近いなど立地条件が良いことから、民間事業者から広くアイデアやノウハウを聞き取り、調査結果を事業者を公募する際の条件や要綱に反映させる意向だ。