八街市は22日、「公有財産利活用民間提案制度」の活用による産業廃棄物置き場跡地4771・69uと、市営住宅追分台団地跡地1983・47uの利活用提案の募集を開始した。新たな財源の確保や維持管理経費の削減を目的に、民間事業者や市民による創意工夫に富んだアイデアやノウハウを求めるもので、提案者は5年以上、実施主体として利活用を行う。
産業廃棄物置き場跡地は、上砂字市田道706―2ほかにある。非線引き区域で、用途地域は無指定。建蔽率60%、容積率200%。幅員7・5〜8・1mの市道2―17号線に接道している。上下水道は未整備。2014年度に産業廃棄物置き場などが解体され、雑草が繁茂している。
追分台団地跡地は、八街字追分台に230―2に所在。敷地の一部を駐車場やごみステーションとして周辺住民に貸与している。非線引き区域に当たり、用途地域は第一種住居地域。建蔽率60%、容積率200%。幅員5・6mの市道03040号線に接道している。上下水道整備済み。敷地奥に住居があるため、進入路を確保する必要がある。
いずれも敷地面積が1000uを超えるため、土地の区画形質の変更を行う場合、開発行為に該当する。
応募資格要件は、提案内容を実施する意思・能力・資格を有する法人、個人事業主、任意団体。共同提案も可能。
今後は、8月19日まで現地調査申込書および質問書の提出を受け付ける。26日に事前相談申し込み書の提出を締め切り、29日〜9月30日に申込書類の提出を求め、10月上旬〜中旬に選定審査会による審査を実施する。同月下旬に審査結果の通知と公表を行い、11月から詳細協議を開始する。