姶良市は21日、既存の自校方式給食室7カ所と加治木学校給食センターを統合した新学校給食センターの基本計画策定支援業務委託に関する公募型プロポーザルの実施要領を公告した。契約限度額は1078万円(税込み)。2012年度以降に市町村発注の同種実績を有し、同市の入札参加資格(コンサルタント業務)で「建築一般」と「都市計画および地方計画」の登録があることを主な参加要件とする。表明書の提出は8月3日正午まで。
建設候補地は同市増田468−1外(約4800u)。統合する給食施設は、自校方式が重富中、帖佐中、重富小、姶良小、帖佐小、西姶良小、山田小で、これに加治木学校給食センターを含めた8施設が対象となる。いずれも開設後30年以上が経過して設備等の老朽化が著しいことから、国の学校給食衛生管理基準に適した整備を目指す。給食数は6500食/日程度。供用開始は27年9月ごろを見込む。
プロポの参加要件は、@12年4月1日以降に市町村が発注した学校給食共同調理場(学校給食センター)建設の基本計画策定業務を元請けで完了した実績A市の建設工事等入札参加資格名簿のコンサル業務のうち「建築一般」「都市計画および地方計画」のどちらにも登録B1級建築士または技術士(都市および地方計画)のいずれかの資格を有する管理技術者と担当技術者を配置できること−など。
事業は、20年12月に策定した「姶良市立学校給食施設整備の基本方針」に基づいて進め、新施設の想定面積や整備スケジュール等は基本計画の中で詰めていく。設計や工事の発注方式について、市では「(基本方針でも示したように)従来方式のほか、PFI等の導入可能性も含めて総合的に検討したい」としている。
プロポの参加表明書等は8月3日正午まで受け付け、書類審査(1次審査)で上位5者程度を選定。結果は同18日をめどに通知し、9月7日までに企画提案書等の提出を求める。
プレゼンテーションとヒアリング(2次審査)は9月15日に予定。最終結果は同26日に通知する見通しだ。業務の委託期限は23年3月24日。
問い合わせは、事務局(保健体育課学校給食係内 рO995・62・2111、内線231)まで。