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　二宮町は、２０２２年度内に第３次環境基本計画を策定する見通しだ。実施計画には「計画的な道路環境の整備」や「公共施設における省エネ設備、再生可能エネルギーの導入」などの事業案を新規の取り組みとして盛り込んでいる。今後、パブリックコメントなどを経て、今秋を目安に計画素案を作成。22年度中の計画策定につなげる。計画期間は第２次を更新する形で、23〜32年度までの10カ年。
　重点的な取り組みには▽自然環境・生活環境（まちを美しくしよう）▽地球環境（地球にやさしくしよう）▽活動の輪（行動の輪を広げよう）―の三つのプロジェクトに各事業を分類。各プロジェクトに位置付けられた事業で、指標を用いて進行管理を行う。
　具体的な施策のうち、生活環境プロジェクトに位置付けられた計画的なまちづくりの推進の取り組みでは、新規に「計画的な道路環境の整備」を、前期５カ年の実施計画に新規事業案として盛り込んだ。交通量の多い主要町道を対象に、予防的な補修・修繕を行うとともに、主要道路以外の路線においても定期的なパトロールを実施して、随時補修などを行う。この他継続して、狭隘（きょうあい）道路などの拡幅整備を推進する。
　また地球環境プロジェクトには、公共施設などの脱炭素化の推進として「公共施設における省エネ設備、再生可能エネルギーの導入」を新規事業案の取り組みに位置付ける。施設の改修時にＬＥＤ照明など省エネ設備の導入を推進するとともに、老朽化施設の更新や新設に当たっては、省エネ・再生可能エネルギーの導入を原則に、環境配慮型の建物とする考え。
　この他、継続事業で「公共施設の緑化推進」や、「集中豪雨時の冠水防止と水循環を推進」などを盛り込んでいる。　提供：建通新聞社