建設業労働災害防止協会新潟県支部(植木義明支部長)は21日、「第56回新潟県建設業労働災害防止大会」(後援・新潟労働局および新潟県、北陸地方整備局)を新潟市中央区で開き、約270人の参加者は安全意識の高揚を図るとともに、事故ゼロの実現に向けて安全衛生活動を一層推進していくことを誓った。
会に先立ち、植木支部長が登壇し、死亡・重大災害などの状況に触れながら「今後はコロナ対策を念頭に熱中症対策といった基本に立ち返り、労働災害防止対策に取り組んでいただきたい。社会的にも重要な建設業が一丸となって、無事故無災害で業界の発展を祈念する」と決意を新たにし、新潟労働局の吉野彰一局長は「安全活動の強化、充実のほか、実効性ある熱中症対策に取り組んでいただきたい」と協力を求めた。また、安全成績および安全活動の2022年度支部長表彰では、優良事業場賞に20社(うち専門工事業者6社)、個人功績賞に18人(同4人)、職長賞の26人(同10人)の功績をたたえ、植木支部長は「他社の模範として一層尽力してほしい」と激励した。
引き続き、個人功績賞の猪又寿夫氏(後藤組)が代表し、「誰もが安心して働くことのできる職場の実現を目指し、全員が一丸となって労働災害防止活動に取り組む」と力強く、安全の誓いを読み上げた。