千葉大学は「千葉大学医学部附属病院拡充整備計画書(案)」に基づき、亥鼻キャンパス内において臨床新棟(仮称)新営やにし棟改修などを2026年度までに完了する。病院の各棟に分散された中央診療部門の機能を20年竣工の新中央診療棟に集約配置することに伴うもので、病院機能を維持しながら8段階のステップに分けて整備を進めている。ステップ1〜3は16年度から20年度までに完了。23〜26年度にはステップ4〜8を進めていく。
15日には、ステップ4〜8を対象とする「千葉大学(医病)にし棟等改修その他基本設計業務」の公募型プロポーザルを公告した。
委託期間は23年3月31日までとするが、ステップ4に係る臨床新棟(仮称)新営、廃棄物倉庫新営、中央臨床A2棟改修、中央診療B・C棟仮移転改修などについては、22年12月28日までに完了させる。
亥鼻キャンパスは、千葉市中央区亥鼻1―8―1の敷地面積約27haに所在。拡充整備計画(案)の基本理念は「人間の尊厳と先進医療の調和を目指し、臨床医学の発展と次世代を担う医療人の育成に努める」。
今後の中央診療機能の整備においては▽脳卒中医療の充実▽急性期リハビリテーションの充実▽臨床試験の推進▽先端研究の推進▽就業環境の改善――に取り組む。