北島町は中村地区で営業している複合商業施設に加えて、新たな施設の進出に向け「中村地区地区計画変更(案)」の策定作業を進めている。敷地変更や施設の許容範囲緩和などを行い、変更案を7月28日に策定する予定。計画決定を経て2022年度内に土地を民間業者に利用してもらう考え。
計画では「ハローズ北島店」の北側に位置する中村福神、樫切、江尻川中須地内の農地を利用して、新たな商業施設を建築する。主要地方道徳島・鳴門線や町道66号と67号に囲まれた、交通の便利な地区ということから開発計画が浮上した。
当初は敷地約4・5fを検討していたが、地区計画の変更により約6fの敷地を使う。建物は2000平方b以上の大規模な建築物の場合、災害の一時避難が可能な機能を導入した施設を建築する必要がある。商業施設利用者による交通量が増加し入場待ちなどの渋滞が予想されるため、商業施設への進入は北側の町道66号と67号からを予定している。
地区の北側で町道を活用した地区施設道路1〜4号を拡幅し(1号延長60b×幅9b、2号延長200b×幅9b、3号延長40b×幅6b、4号延長190b×幅6b)、公園・緑地を整備する。6fは、A地区約3・5f、B地区約0・5f、C地区約1・5fに区分している。
町担当者は「ハローズの近くに同等のスーパーを建築することはないと思う。商業施設の他に物流施設関係からも声が来ている」と話す。
提供:建通新聞社