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建通新聞社(神奈川)
2022/07/21

【神奈川】横浜市 瀬谷小他2建替え23年10月着手

 横浜市建築局は、2023年度に建て替えを計画している瀬谷小学校と二俣川小、万騎が原小の実施設計を進めており、順調なら3校とも23年度9月市会案件として発注する。建て替えは、グラウンドなど敷地内の空きスペースに新施設を建設し、移転した後に旧施設を除却するローリング方式で実施。バリアフリー化や木質化に取り組み、自然エネルギーの利用など環境に配慮した施設づくりで豊かな教育環境を整える。
 新築工事費は、鉄筋コンクリート造の1平方b単価を33・3万円、木造を35・5万円で試算した。
 3小学校のうち、瀬谷小の新しい校舎は、鉄筋コンクリート造3階建ての校舎棟と鉄筋コンクリート造2階建ての体育館棟が一体化した建物。延べ床面積は合計約8000平方b。
 建て替えではまずプールを移設した跡地とグラウンドの部分に新校舎棟と体育館棟を建設する。完成後に旧校舎3棟と旧体育館を除却し、跡地をグラウンドとして整備。残る旧校舎を除却して外構を整備する。完成予定は27年度。
 工事費は、既存教室の改修を含む建築工事に約31・4億円、校庭整備費約2・2億円、解体費4・9億円などを見込む。
 既存施設は▽校舎棟1・鉄筋コンクリート造3階建て延べ1449平方b▽校舎棟2・鉄筋コンクリート造3階建て延べ1806平方b▽校舎棟3・鉄筋コンクリート造3階建て延べ2143平方b(給食室を含む)▽校舎棟4・鉄骨造2階建て延べ819平方b▽体育館棟・鉄骨造2階建て延べ571平方b―の5棟。
 建設地は瀬谷区相沢町4ノ1ノ1、敷地面積は1万2758平方b。
 設計は渡辺建築設計事務所(横浜市中区)。
 二俣川小の新しい校舎は鉄筋コンクリート造4階建て延べ7984平方b。校舎と給食室を一体化し、屋上にプールを、敷地の西側に体育館棟を配置。新校舎の完成後に既存校舎を除却し跡地をグラウンドとして整備する。完成予定は25年7月。翌26年度末に付帯工事を開始し、27年7月までに完了させる計画だ。
 校舎建築工事費は約29・4億円で校庭整備費が約2・2億円、解体費が約4・2億円の見込み。
 既存施設は校舎棟が鉄筋コンクリート造4階建て延べ4935平方b、体育館棟が鉄筋コンクリート一部鉄骨造2階建て延べ569平方b、給食室が鉄筋コンクリート造平屋313平方b。
 建設地は旭区二俣川1ノ33、敷地面積約1万2000平方b。
 設計は国設計(横浜市中区)が担当。

〜平方b単価は木造35・3万円〜

 万騎が原小は木造3階建ての新校舎を建設する。延べ床面積は、鉄筋コンクリート造2階建ての体育館・給食室と合わせて約6800平方b。
 工事はグラウンドに体育館とプール、給食室を建設して既存体育館とプールを除却し、跡地とグラウンド部分に新しい校舎を建設する。その後既存の校舎・給食室を除却し、跡地をグラウンドとして整備する。完成予定は27年度末。
 工事費は木造校舎新築が約20・8億円、体育館・給食室などが約5・1億円、校庭整備費約2・2億円、解体費約4・4億円などを見込む。
 既存施設は校舎棟と給食室が鉄筋コンクリート造2〜4階建て延べ4029平方b、プレハブ校舎が鉄骨造2階建て延べ581平方b、体育館棟が鉄筋コンクリート造3階建て延べ611平方b。
 建設地は旭区大池町66、敷地面積は約1万2561平方b。
 設計は梓・金子JV(横浜市中区)。 提供:建通新聞社