平井伸治知事はこのほど、国交省大臣室で斉藤鉄夫国土交通大臣と面談し、米子―境港間を結ぶ高規格道路の早期事業化を要望した。斉藤大臣は同区間の重要性を理解した上で、「前向きに検討したい」と答えた。
面談は非公開。県によると、平井知事は島根原発の稼働再開を踏まえ、同区間を避難経路に位置づけて早期の事業化を求めた。
これに対し、斉藤大臣は「原子力の安全対策上、非常に重要。空港・港湾へのアクセス向上も見込まれ、大きな効果がある」と理解し、国と自治体で協力して前向きに検討する考えを示したという。
平井知事にはルート沿線の伊木隆司米子市長、伊達憲太郎境港市長、中田達彦日吉津村長も同行し、2市1村長は避難路の確保とともに、「産業や観光にもメリットがある」と斉藤大臣に訴えた。
日刊建設工業新聞