建通新聞社
2022/07/21
【大阪】泉南清掃 焼却施設等建替基本計画に着手
泉南市と阪南市で構成する泉南清掃事務組合は、PFI事業を想定する泉南清掃工場内の粉砕・焼却施設とリサイクル施設の建て替えに向けて、基本計画の策定作業に着手する。2024年度までに基本計画を策定し、同年度末にも実施設計と建設工事を一括して発注する見通しだ。30年4月の供用開始を目指す。
建て替えの対象は粉砕・焼却施設とリサイクル施設。既存施設内の南側にある駐車場に新施設を建設する。新施設の供用開始後、既存施設の解体を予定しており、跡地活用の方針を基本計画と合わせて検討する。
新施設の規模や焼却能力については、30年度の人口データの推移を参照し、泉南市と阪南市で排出されるごみ量を考慮して決定する。
現施設の規模は、粉砕・焼却施設が鉄筋コンクリート一部鉄骨造地下2階地上5階建て延べ約5600平方b、リサイクル施設が同造地下1階地上2階建て延べ約1200平方b。1日当たり96dの焼却能力がある全連続燃焼炉2基を備える。所在地は阪南市尾崎532。敷地面積は2万7776平方b。
組合は、基本計画の策定支援業務の委託先を決める公募型プロポーザルの手続きを進めており、9月中旬に優先交渉権者を決定する。見積もり限度額は1億4164万7000円(税込み)。委託期間は24年3月31日まで。
業務では、22年度にPFI導入可能性調査を行う他、調査と並行して22〜23年度に施設整備基本計画・基本設計を実施。23〜24年度には地質調査と発注支援を行う。
実施設計は25年度から26年度上半期に、建設工事は26年度下半期から29年度にかけて進める。