弥生時代の大規模集落跡・青谷上寺地遺跡の史跡公園整備(鳥取市青谷町吉川ほか)で、県営繕課は高床倉庫の再現や公衆トイレの新築工事に取り掛かる。月末までに建築一般A級を対象に公告し、旧盆明けに入札する。工事費約7000万円。
国史跡公園は山陰道・青谷ICから西側のエリア14fに整備される。山陰道を挟み南側の史跡指定地の整備を先行。来年秋のプレオープンを目指す。
昨秋にはエントランス部に体験学習の場として活用するガイダンス棟・木造平屋建て675平方bと、国重要文化財を収蔵、展示する重文棟・鉄筋コンクリート造(一部鉄骨造)3階建て1367平方bに着工した。
今回、発注する工事は同じく南側の史跡指定地に、茅葺きの高床倉庫・木造平屋建て15・01平方b×2棟を再現するほか、公衆トイレ(倉庫併設)・木造平屋建て72・00平方bを新築する。実施設計は白兎・山下・塚田JVが担当した。
同課はすでに設計内容を固めており、今26日にも建築A級を対象に制限付き一般競争入札を公告。旧盆を挟んで来18日ごろに簡易評価型総合評価を適用して開札する。工期は来年3月15日。
また、ガイダンス施設の外構工事を追って発注する。車いす駐車場の上屋などを新築するもので、8月の公告、入札に持ち込む。
日刊建設工業新聞