建通新聞社
2022/07/20
【大阪】大阪モノレール延伸 3駅舎コンセプト決定
大阪府は7月14日、大阪府景観審議会第1回公共事業アドバイス部会を開き、大阪モノレール延伸事業の(仮称)門真南駅、(仮称)鴻池新田駅、(仮称)荒本駅の3駅舎について、コンセプトや計画施設の規模、アドバイザーからの意見に対する対応などを報告した。
各駅について、建設地域の特性を踏まえたコンセプトを作成。門真南駅は「緑あふれる住みたいまち」をコンセプトに、植物をイメージする「緑・黄緑」をデザインカラーとする。駅舎の規模は鉄骨造2階建て延べ約780平方b(1階コンコース、2階ホーム)。島式ホーム構造、ホーム長111b、ホームの高さ約9b、駅舎の高さ約14bを想定。設置場所は門真市三ツ島2丁目の門真ジャンクション付近。
鴻池新田駅は「駅がつなぐ住工共生のまち」をコンセプトに、水路をイメージする「水色・青」でデザインする。駅舎は鉄筋コンクリート造2階建て延べ約850平方b(2階コンコース、3階ホーム)。島式ホーム構造、ホーム長100b、ホームの高さ約20b、駅舎の高さ約20bを想定。設置場所は東大阪市西鴻池町1丁目。
荒本駅は「人が集まる市の中心拠点」をコンセプトに、ナトリウムランプで照らされた東大阪ジャンクションの夜景をイメージした「オレンジ」などを採用。駅舎は鉄筋コンクリート造2階建て延べ約850平方b(2階コンコース、3階ホーム)。島式ホーム構造、ホーム長100b、ホームの高さ約17b、駅舎の高さ約21bを想定。設置場所は旧イオン東大阪店の跡地(東大阪市荒本北2丁目)。
この他、既存駅とデザインを合わせること、ホーム階はコンコース階よりも駅舎としての幅が大きくなるが、分離に関してはアクセントカラーをコーナーに入れることで対応することなどを報告した。
鴻池新田駅については、大阪中央環状線とJR学研都市線の直近での駅舎建設となり、それらと一体感を持たせる。また、駅舎の形態そのものを魅せるとともに、東大阪市が整備する駅前広場とも調和を図る。